樹脂サドルバンド は、配管を壁や床などの取付面に固定するための製品です。非常にシンプルな構造ですが、固定用ねじの選定や締め付け具合によって、固定状態や施工性に差が出ることがあります。本記事では、当社で取り扱っている 樹脂サドルバンド と 樹脂サドルバンド台座 について、基本的な使い方と取り付け方法を解説します。
※ 防振樹脂サドルバンド についても、基本的な手順は同様となります。
この記事でわかること
- 樹脂サドルバンドの基本的な使い方
- 樹脂サドルバンド台座の役割と使い方
- 取り付け時に注意すべきポイント
樹脂サドルバンドの基本構造
樹脂サドルバンドは、以下の要素で構成されています。
- パイプを保持するためのバンド部。
- 固定用ねじを通す固定部。
基本的な取り付け手順
1. パイプの外径を測定する

取り付けるパイプの外径を測定し、適切な対応径 Ø(mm)の樹脂サドルバンドを選んでくだだい。必ず呼び径(A)ではなく、実寸の外径(mm)を基準としてください。
2. 固定位置を決める
壁面や床面など、パイプを固定したい位置に印をつけます。
3. 仮置きしてねじ位置を合わせる
樹脂サドルバンドでパイプを挟み込み、取付穴の位置を仮置きで合わせます。
4. 固定用ねじで締め付ける

固定用ねじ(M6推奨)で、下地に対して垂直に締め込みます。当社商品に固定用ねじは付属していないため、別途ご用意ください。
樹脂サドルバンド台座の役割と使い方

樹脂サドルバンド台座 は、樹脂サドルバンドと取付面の間に挟んで使用するためのスペーサーです。
主な役割
- 高さ調整:取付面からパイプを浮かせたい場合に使用します。
- レベル調整:段差がある場所で高さを微調整したい場合に役立ちます。
使い方のポイント
- 1枚あたり5mmの高さが確保できます。
- 複数枚を重ねて使用することが可能です。
- 重ねて使用すると、固定用ねじの長さも長くする必要があります。
取り付け時の注意点
過度な締め付けに注意
過度なトルクで締め付けると、取付穴付近の樹脂が白化したり、割れたりする恐れがあります。インパクトドライバーを使用する場合は、樹脂の破損に注意し、最後は手締めで調整いただくことをおすすめします。
下地に合ったねじ選び
木下地、コンクリート、金属など、固定する下地に適した長さのねじ(タッピングビスなど)を選定してください。
対応径の不一致
対応径が合っていないと、パイプが回転したり、バンドが浮き上がったりして確実に固定できません。
まとめ
正しいサイズ選定と適切なねじ締めを行うことで、樹脂サドルバンドの性能を最大限に発揮できます。高さ調整が必要な現場では、当社の樹脂サドルバンド台座を組み合わせて柔軟な施工をご検討ください。