塩ビ管の種類と違い|VP・VU・HIVPの特徴とパイプ固定具の選び方

塩ビ管にはVP管・VU管・HI管(HIVP)など複数の種類があります。用途や強度が異なるため、使用する固定具の選定にも注意が必要です。本記事では、各種塩ビ管の違いを比較しながら、それぞれに適した固定具の選び方を解説します。

この記事でわかること

  • VP管、VU管、HI管(HIVP)の違い
  • 塩ビ管ごとの用途
  • パイプ固定具を選定する際の注意点
  • 管種ごとのおすすめカラー

VP管とは

VP50に樹脂サドルバンド 60mm グレーを取り付けた画像

上記は 樹脂サドルバンド 60mm を VP50 に取り付けた画像です。


VP管は、水道の給水や排水で最もよく使われる、頑丈で分厚い塩ビ管です。

  • 一般配管で最も普及している塩ビ管
  • 十分な肉厚があって、強度が高い
  • 給水・給排水配管で使用されます
  • 一般的なカラー:グレー(メーカーによっては他カラーもあります)
  • 当社商品の推奨カラー:グレー

VU管とは

VU50に樹脂サドルバンド 60mm グレーを取り付けた画像

上記は 樹脂サドルバンド 60mm を VU50 に取り付けた画像です。


VU管は、主に家の外の雨水桝や、トイレ・お風呂の排水用に使われる、薄くて軽い塩ビ管です。

  • 排水用途向けの塩ビ管
  • VP管より肉薄で軽量
  • 加工しやすく、VP管より安価です
  • 一般的なカラー:グレー
  • 当社商品の推奨カラー:グレー

HI管(HIVP)とは

HI20に樹脂サドルバンド 26mm ブラックを取り付けた画像

上記は 樹脂サドルバンド 26mm(本体刻印は28mm) を HIVP20 に取り付けた画像です。


HI管は、衝撃や寒さに強く、冬場でも割れにくい頑丈な塩ビ管です。

  • 耐衝撃性を向上させた塩ビ管
  • HI=High Impactの略
  • 低温下でも割れにくく、寒冷地や埋設配管に適しています
  • 一般的なカラー:濃い灰青色
  • 当社商品の推奨カラー:ブラック(目立たず、綺麗に馴染みます)


ここからは、DIYや一般的な水回りではあまり見かけない、特殊な用途向けの塩ビ管をご紹介します。施工環境に合わせて、適切なパイプ固定具を選定するための参考にしてください。

HT管(HTVP)とは

  • 耐熱性を高めた塩ビ管
  • 給湯配管など、高温の給排水用
  • 使用可能温度:90℃前後(通常のVP管は常温60℃以下を推奨)
  • 注意事項:高温環境下ではパイプ固定具自体の耐熱性もご確認ください
  • 一般的なカラー:赤茶色

耐火VP管とは

  • 耐火性能を持つ塩ビ管
  • 主に集合住宅やビル設備で使用されます
  • 一般的なカラー:緑色

VE管(J管)とは

  • 硬質ビニル電線管
  • 電気配線の保護用途に使用される電設用の塩ビ管
  • 通常、VP管のような給排水用には使われません
  • 一般的なカラー:ベージュ、ミルキー、グレー、チョコレートなど

よくある質問(FAQ)

Q. VP管、VU管、HI管(HIVP)の外径は同じですか?

例えば、呼び径20のVP20・VU20・HI20は、いずれも外径は 26mm となります。そのため、当社の固定具を選ぶ際は管の種類を気にする必要はありません。実際の外径(mm)を基準にお選びください。詳しくは パイプの"呼び径"とは?間違えやすい"外径"との違いをサイズ別に解説 をご確認ください。

Q. どの色の商品を選ぶべきですか?

パイプ自体の色、または取り付ける壁(背景)の色に合わせるのがおすすめです。金属製ではなく、同系色のパイプ固定具を選ぶと施工後の見た目が自然に仕上がります。なお、当社の樹脂サドルバンドは全カラーで 耐候性ポリプロピレン を使用していますが、屋外で使用される場合は ブラック を推奨しています。

まとめ

塩ビ管には、VP管・VU管・HI管をはじめとした種類が多くあります。ご自身の施工環境に合うか否かを確認した上で、呼び径・外径を必ずご確認ください。そして、施工周りの外観性を高めるために、適したカラーのパイプ固定具をご選定ください。

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